グルジアNATO加盟の阻止を図るロシアの「独立派」利用
[モスクワ発]旧ユーゴスラビア・セルビアからの独立を宣言したコソボ自治州の動きが、世界各地の独立派民族勢力に波及している。中でも注目されるのが、旧ソ連・グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の民族勢力だ。いずれもロシアの庇護下にあるため、ロシアの影響下から脱するため北…
View Articleウクライナ混沌の陰にオリガルヒあり
[モスクワ発]北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指してロシアと対立してきたウクライナで、ユーシェンコ大統領とティモシェンコ首相の対立から内政が麻痺状態に陥っている。大統領は十月、議会の解散と繰り上げ選挙を命じたが、その後この決定は棚上げになり、選挙は年明けに持ち越されそうだ。十二月のNATO理事…
View Article中央アジアの資源を巡る三つ巴の争奪戦
パイプライン建設を巡るロシアとEUの争いに、中国も参戦。域内諸国は、輸出先の多様化を歓迎しているが……。[モスクワ発]カスピ海沿岸のアゼルバイジャンやカザフスタンなどの中央アジア諸国は、豊富な天然資源を有することで知られる。これまでそれらの資源は、ほぼ「旧宗主国」ロシアを経由するルートで他国に輸出…
View Article消去法で選ばれたウクライナ新大統領の「資質」
[キエフ発]東欧とロシアにはさまれた旧ソ連のウクライナで二月七日、次期大統領選挙の決選投票が行なわれ、親露派のビクトル・ヤヌコビッチ氏(五九)が当選を確実にした。二〇〇四年十二月の前回選挙では、当時のクチマ大統領や隣国ロシアの支援を受け、いったんは「当選」を宣言されながら、政権の不正投票を糾弾する…
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